Vol.10 紳士スタンドカラーシャツ 2号

ドレスメーキング

用尺など

表地
前・後身頃、ポケット、カフス裏
チェック柄のネル(綿100):110cm幅 x 1.2m

袖、衿、前立、カフス表
グレーの細畝コーデュロイ(綿100% )110cm幅 x 1.2m

パーツ
ボタン 1.2cm x 11
のびどめテープ、接着芯

使用針 家庭用14番

作ったきっかけ

前回試作したシャツを着たところ、
若干首周りと肩が大きいかもしれない、
とのことだったので少しタイトなパターンで作ってみることにします。

服も靴と同じで、
適正なサイズで作っても実際に着て動いてみないと
なかなか着心地は掴みにくいです。

今回のパターンは、ジャケットやセーターの下などに着るシャツ。
使う布地も平織りの綿など薄手〜やや薄手を想定していると思いますが、
1号に比べれば薄手の綿ネルなので問題はないかと思います。

ということで、もう一度製図から引き直します。

この服のツボ

ミシン針の太さ

ミシン針は11番をよく使います。
シルクや綿ローンなどは9番、
綿や麻やウールジョーゼットは11番、
厚手のウールやデニムは14番ですが、
最近はあまり厚手の生地を扱わないのでもっぱら9番か11番です。

ミシン針の穴が気になって、といっても大して気にはならないのですが、
ごくごく稀に穴から糸が裂けたりということもあるので、
中厚程度なら11番で対処します。

今回は、綿ネルと薄手コーデュロイなので迷わず11番。
針先が摩耗していると折れることはあるので、
一度の針折れはさほど気にはなりません。
が、針折れが二度になるとこれは針が布に合っていない。

薄手のコーデュロイといっても、綿ローンなどに比べるとハリがあり、
まして重なると厚みも増すので14番が適しているようです。

二度目は針折というより、針が布を貫通できなくて曲がってしまい、
ミシンの針穴や釜に引っかかってしまったという状態です。
この時に釜にごくごく小さな傷がつくのですが、この傷が侮れません。
小さな傷に糸がひっかかったり、
釜の回転が不安定になったり、やがてミシンの故障につながります。

ミシンは繊細な機械なので、
今後は縫い代分も考慮して、積極的に14番も使おうと思った次第です。
縫い目はアイロンをかければ落ち着くし、さほど気にはなりません。

シャツ1号は11番で問題なく縫えたのに、
なぜ今回は折れた?と疑問が残りますが
ミシンに聞いても分からないし、
”コーデュロイは11番針だと折れる” という事実のみ
しっかり覚えておきたいと思います。

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