SNPC13 杜若(かきつばた)

四季ねこねこ

絵の解説

目には青葉山ほととぎす初鰹 山口素堂

原画

子猫がふざけて水鉄砲。
驚いた鰹売りが鰹を落としそうに。
すかさずおかみさんがキャッチ。
兄弟猫が、柏餅を半分こ。
長屋裏の初夏。

いづれあやめかかきつばた

菖蒲(しょうぶ)と杜若(かきつばた)とあやめは初夏の花ですが、どれも似ています。
しかも、あやめもしょうぶも漢字は菖蒲なのでますます混乱します。
違いをメモしてありますが、結局毎回調べて描いています。

あやめ:陸地、花弁に網目状の模様が入っている
杜若:水の中、花弁に白い筋が入っている
菖蒲:水辺、花弁に黄色い模様が入っている

有名な尾形光琳の「燕子花図屏風」は杜若。
菖蒲が咲くのは六月から七月にかけて、ちょうど梅雨の時期ですが、端午の節句に菖蒲湯に入ることから、どうも五月の花と勘違いしてしまいます。
端午の節句の菖蒲はまた別物のサトイモ科の植物です。
混同しないよう、花菖蒲と菖蒲と呼称も区別されています。

ややこしいです。

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