用尺など
表地
ウールジョーゼット(毛100):150cm幅 x 1.2m
裏地
ポリエステル100% 110cm幅 x 1.3m
パーツ
のびどめテープ、ゴム2cm幅、ポケット用袋布
使用針 家庭用11号
作ったきっかけ
40代後半ともなると、タイトな服への耐性が低くなる。
もはやジーンズさえも厳しい。
20代の頃に愛用していたシマロンのスキニーパンツなど、もってのほか。
と言って、国内アパレルのマダム向けラインは落ち着いたデザインや色が多くて物足りない。
かと言って、海外アパレルのパンツは大幅に裾をカットすることになるのでシルエットが崩れてしまう。
というわけで、着心地とおしゃれが両立するパンツを作ろうと思い立った時に、ふと脳裏によぎったのがペレス・プラード。
そう、マンボ・ズボン。
腰回りはゆったり、そのまま裾まで細くなるシルエットのパンツ。
昭和の漫画に出てくる不良学生が履いていたボンタンに少々近いような気もします。
なお、私が高校生の頃にはボンタン文化は衰退していたのか、あるいは地域的なものか、
実際に履いている人は見たことがありません。
ファスナーをつけるのは面倒なので、試作ということでゴムにします。
普段着用なのでゴムでヨシとします。
この服のツボ
マンボパンツ=おばあちゃんたちが履くズボン
脚の形が出にくく、着心地の良いパンツに仕上がって大満足。
改良点は着るうちに見つかるとは思いますが、
まずは中高年向けパンツの道は開けたように思います。
ウエストの正面をタックにしてファスナーアキにすれば、普段着感は軽減されるでしょう。
センターにピンタックを入れても良かろうと思います。
と、どこかでこれと似たようなパンツを見たような、、、
おばあちゃまたちがよく履いている楽々ズボン。
太すぎず、細すぎず、脚の形が出ないシルエット。
縮緬や楊柳の布で、こげ茶色や小豆色やグレーなど渋い色のズボン。
今回作ったマンボパンツと似ているかもと思いました。
おばあちゃんズボンは、おそらく股上がもう少し深めで、
運動性を高めるためややストレッチのきいた素材でしょう。
検証のためにおばあちゃんズボンを買うまでもなく、多分かなり近いと思います。
ということは、
無意識のうちに将来を予見したのかと、なんとも感慨深いものがあります。
同じパターンでも布が変わるとイメージがガラリと変わります。
そこがソーイングの楽しいところです。
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