近藤れん子先生のこと
今から16〜17年前、東京立体裁断研究所の近藤れん子先生に師事していました。
母が洋裁好きだったこともあって服作りは身近なことでした。
自分が着たい服を探すより作ったほうが早いし楽しい。
服をリメイクしたり、囲み製図で作ったり、
80〜90年代は今よりソーイング人口も今より多かったのか、
パターンが載っているソーイングの本もたくさんありました。
やがて趣味が高じて独自に勉強をしますが、
数字ありきの製図方法ばかり、計算ばかりで楽しくない。
もっと自由に、感覚的に服を作りたいのですが、その方法がわからない。
さすがに独学の限界を感じ、
どこか服飾学校の社会人クラスにでも通うかなと思っていた矢先に
都立図書館で見つけたのが近藤れん子先生の本。
目から鱗が落ちるとはまさにこのことで、
求めていた解答がこの本にあると衝撃を受けました。
東京立体裁断研究所も近藤れん子先生の名前も初めて聞いたので、
ネットで検索してみますが、まだ研究所の公式サイトもなく、
当時は今のようなSNSは無い時代だったので、
めぼしい情報はほとんど得られませんでした。
本に記載されていた研究所の電話番号にダメもとで電話をかけてみると、
なんと電話がつながり、この機を逃すまじと見学の予約も入れました。
なぜ今までれん子先生のことを知らなかったのだろう、と不思議に思いつつ、
見学の日を待ちました。
東京立体裁断研究所の公式サイト
https://tokyodraping.com/
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