絵の解説
俊寛の髭
修正前はサンタクロースのようなふさふさの白い髭でした。
髭をたっぷり描きすぎたので衣装も修正。
遠目の俊寛の髭も修正。
左下に小さく描いてあります。
丹左衛門の衣装
龍神巻の構造がわかっていないので誤魔化しました候なので描き直しました。
”私は構造を把握しています”と言わんばかりに左手の素襖がよく見える構図にしました。
お蔵入りの理由
「俊寛」は大好きな演目であることと、よく上演されるので何度も観ています。
いつもできる限り資料を見て衣装や化粧の違いを確認した上で描いていますが、何を思ってか「確かこんな感じだったはず」と記憶を辿って俊寛を描いたような気がします。
見なくても描けるほどに俊寛は観ている、とでも思ったのかよく分かりませんが、思い込みとは恐ろしいものです。
奢れるものは久しからずです。
原画と同じサイズで修正箇所だけ描き直し、フォトショップでペーストして直しました。
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