絵の解説
町娘の踊り
浅葱綸子(あさぎりんず)
花笠
上半身だけ鴇色(ときいろ)の衣裳
所化の踊り
赤の襦袢に卵色の股引に桜の花が飾られた傘を持って踊る。
「あっちみろ、こっちみろ。やーい」「なんだこいつ!」
花子は舞台から下がり、着替えタイムです。
その間、所化たちが踊ります。かわいいです。
お蔵入りの理由
その1でも書いた通り、さまざまに変わる美しい衣装は絵心をくすぐられるのですが、図鑑のカットのようになってしまいます。
とは言いつつ、描きたいから描いてしまうのです。案の定、描いたものの構図がまとまらず商品化には至りません。お蔵入りです。
無駄な行為かと思いきや、衣装を描く練習になり、この練習が絵本「どこじゃ、かぶきねこづくし2〜怪談」(講談社刊)でも活かされたというわけです。
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