
描かれている人物
赤枠上左:小林朝比奈
同 右:工藤祐経
下:(左から)曽我五郎、十郎
絵の解説
春駒売りに扮した曽我兄弟、工藤祐経

小林朝比奈

あらすじ
主な登場人物と簡単な説明
・曽我五郎、十郎(そがごろう、じゅうろう)
兄の十郎と弟の五郎。
親の敵である工藤祐経を狙っている。
・工藤祐経(くどうすけつね)
源頼朝の腹心の部下。有力な豪族。
小林朝比奈(こばやしあさひな)
関東の有力な豪族。工藤祐経に招かれた客。
他、化粧坂の少将、大磯の虎などがいます
あらすじ
工藤祐経の館では客人が招かれ、宴が催されていた。
そこへ春駒売りに扮した曽我兄弟が、朝比奈の手引きにより館に入り込む。
正体を見抜いた工藤は二人に通行手形を渡し、再会を約束する。
私のツボ
舞踊版対面
『対面』の踊りバージョン。
主要な登場人物と話の展開はほぼ同じで、『対面』よりは人数が少ないのでボリュームはやや控えめです。
『対面』で工藤祐経の背後に座る大名たちは登場しません。
とはいえ衣装は豪華で色とりどりの華やかな舞台に変わりありません。
美しい所作、着物の柔らかい動き、絹の光沢、長唄。
これらが混然となったグルーヴ感は歌舞伎の舞台ならではです。
そして小林朝比奈のつきぬけた派手なメイク。
曽我ものは明るくて派手なので大好きです。

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