SBPC03 しのびねこづくし〜ガマ大名

四季ねこねこ

絵の解説

赤枠上:忍び足、大凧の術、吹矢
赤枠下:鶉隠れの術、身替の術、手甲鉤

青蛙の侍を分身の術で驚かせる。
腰を抜かした隙に嘆願書を懐に捩じ込む算段。

私のツボ

そこに愛はあるか

なかなか構図がまとまらなくて苦労した一枚。
忍術を一枚のカットで端的に表すのが難しかった。

忍術なので目立ってはならず、といってそこに忍びがいると分からなければ絵になりません。
特殊な道具を使うにしても、どこで、どのように、何のために使うのか、が自分の中で明確になっていないと描きにくい。
いつもは構図を練りながら自然に埋まってく、絵の5W1H(When・Where・Who・What・Why・How)がなかなかまとまりません。
猫と忍者という非常にキャッチーな組み合わせでありながら、料理が難しい。
忍者はよく知られたジャンルだけに、迂闊に足を踏み入れるのは危険だと危険信号が点ったような気もします。

断片的に物語やイメージはあったので、頭の整頓を兼ねて資料にまとめました。
まとめたらスッキリしてしまい、一区切りついてしまったのでした。

そこに愛はあるか。
試される忍者愛。
商品化したのは三枚だけですが、色々と考えさせられるシリーズでした。

しのびねこづくしワールドの設定をまとめたものがこちらです。

しのびねこづくし

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