絵の解説
五月の中旬頃、田植えの季節。
お昼、おかみさんが息子を連れて昼飯を持ってきました。
息子はお友達に枇杷の実をプレゼントします。
そばにいる二人は煎餅をくわえながら枇杷を狙っているという図です。
梅雨の前のよく晴れた日、束の間、爽やかな空気が流れています。
田植え
田んぼの風景が好きだから描きました。
何がどう好きかというと、湖のように静かで鏡のように空を映すところ。
それも束の間の景色で、やがて稲の成長と共に青々とした稲になり、やがて黄金の稲穂になります。
山の斜面を利用した棚田の光景は息をのむほど美しく、その景色を見ると、とても落ち着きます。
日本は山が多いので、小規模な棚田であれば、比較的簡単に目にすることができます。
郷里の景色に似ているわけでもないのですが、田んぼの景色は郷愁に駆られる感覚になります。
誰でもそうなのでしょうか。
今後も理屈抜きの風景を描いていきたいと思います。
コメント
去年は
この《枇杷》のお陰様で、
枇杷を食べることに大層ハマりました。
枇杷を中心に、
子供達それぞれの表情が豊かだったのが
脳内に強烈にインプットされたせいでしょうね^_^
広い空気感と、
風を感じられるので大好きな一枚です。
理屈抜きの風景画、
とっても大好きなので
楽しみにしています♪
有難いお言葉に
大変嬉しく思います。
描き続けていくための
エネルギーを頂きました。
さて枇杷ですが、
新緑の季節なので緑系の色が多くなる中
枇杷の淡いオレンジがとても良いアクセントになり、
次にやってくる季節を予感させます。
心地よい気配を感じられる絵が描けたら
いいなと思います。