絵の解説
蚤取り屋が子猫たちに”目鬘(めかつら)”をサービスであげているところ。
本来は、行商人が目鬘をつけて百面相をする芸で百眼(ひゃくまなこ)と呼ばれますが、商品のおまけとしても人気でした。
販売する商品は、歯磨き粉や蚤取り薬など衛生用品が多かったようです。
子供たちがはしゃいでいるところへ、すかさず飴売りもやって来ました。
後ろで様子を覗く書生猫。
子供たち
SNPC26で、文章を書く余白を入れた構図にしましたが、どうにも描きにくいのでやはり全面絵に戻しました。
宴会の様子ではなく、母と子猫が花見に来て、友人と会って、といったような光景。
アルコールの匂いのしない花見風景です。
書生猫がいるので明治〜大正頃です。
子猫たちはラクダの股引を履いています。
桜の描き方
手前の大きな桜、単体の桜の描き方は安定して来ました。
後方、桜の木は描き方を大きく変えました。
地色を生かすのではなく、ベースに濃いマゼンダを引いて、上から白で桜を重ねていく方法に変更。
桜の描き方は日本画と浮世絵を参考にすることが多いのですが、これは歌舞伎の舞台美術からヒントを得ました。
単体の桜の練習で描いたもの。
コメント
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