SNPC11 雛祭

四季ねこねこ

絵の解説

雛人形の飾り付け

「まぁまぁ一杯」
「こりゃどうも」

白酒に雛あられで宴会気分。

桃の花を抱えたご近所さんが買い物の帰りに立ち寄りました。
お雛様で部屋が華やいで、すっかり気分は春です。

桃の花

雛祭といえば桃の花ですが、桜と開花時期が近いこと、
花の形状も似ているので、ちょっと影が薄いです。
桜との違いは花弁の先が割れているのが桜、
尖っているのが桃です。
また、花と葉が同時に咲くのも特徴です。

雛祭は桃の花が主役なので、ここぞとばかりに桃の花で囲みました。

記念すべき四季ねこねこ商品第一号。
猫の顔が今と全く違っていて、なんとも味わい深いです。
四季ねこねこは文字を入れるので、その文字が綺麗に書けるようにと
近所の書道教室に通い始めたのもこの頃。
そして書道にハマり、かれこれ4年ほど通いつめ、
大好きな李白の漢詩を大きな条幅で書いたところで書道熱も一段落しました。
思っていた以上に書道に熱中してしまったので、一段落させた、という方が正しい。

自動墨すり機(その名も”墨すり君”)の購入を検討し始めた時点で、
これはちょっとやり過ぎだろうと我に返ったのでした。
ちなみに書道の先生曰く、
手で擦った方が粒子にムラが生じるので発色は美しいそうです。

時間ができたらまた再開したい趣味の一つです。

会桃李之芳園 序天倫之楽事

訳:桃やスモモが咲く芳しい庭に集まって、親しい人たちと宴を催します

李白の「春夜宴桃李園序」より
松尾芭蕉の『奥の細道』の書き出し”月日は百代の過客にして”の原典として有名な漢詩。
兄弟たちが集まって春の宴を開くにあたって李白が書いたもの。

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