COPC77 秋田(冬)

ご当地シリーズ

絵の解説

秋田の冬といえば、、、

雪、一面の銀世界
かまくら、ゆきんこ、きりたんぽ
「悪い子はいねがー!!」

白髭大神が山から飴を買いに来るアメッコ市。
「はい、口開けて〜。」
からみアメを食べて邪気封じ。

しんしんと降る雪、春はまだもう少し先

原画

秋田の四季

2022年に刊行した『江戸日本ねこさがし』は、
江戸時代の日本各地の生活を通して四季を描くというコンセプトの絵本でした。
ひと月ごとに一地域、12の地域を選んで描きました。
東北地方で選んだのが秋田。
絵本で扱ったのは8月、お盆の時期の秋田です。

秋田といえば雪景色のイメージが強いので、
絵本を読んだ方に「なぜ秋田が夏なの?」と聞かれるのですが、
秋田の夏が想像以上にアクティブで色彩豊かで絵心をくすぐられたためです。

夏に限らず、
秋田の四季はとても多彩であることを絵本の制作を通じて知りました。

ということで、秋田の四季シリーズ。
まずは、誰もが浮かべる秋田の冬の風物詩。

雪の白、藁帽子の淡い黄色、なまはげの赤と青、
かまくらの中から漏れるオレンジ色の灯り

大館のアメッコ市は、ミズキの枝に飴を付けるのですが、
これが正月飾りの繭玉のようで可愛らしいです。
雪の中に映える色とりどりのカラフルな飴。

「江戸日本 ねこづくし 旅するさがしもの絵本」
講談社BOOK倶楽部

コメント