描かれている人物
赤枠:(左から)鳶頭、芸者
その他:若い衆
絵の解説
(左から)鳶頭、芸者
若い衆

原画
あらすじ
主な登場人物
鳶頭、芸者、若い衆
あらすじ
江戸の町は神田祭で浮かれた様子。
いなせな鳶頭がほろ酔い気味で登場。
そこへ女房の芸者が現れて、人気者の鳶頭にヤキモチを妬いてなじります。
それを軽くあしらう鳶頭。
若い衆たちも出てきて舞台は賑やかに。
なんだかんだで痴話ケンカは収まり、イチャイチャじゃらじゃら。
鳶頭と芸者は仲睦まじく寄り添い花道へ。
幕
私のツボ
ご馳走様
「お祭り」と混同しがちな演目ですが、
今回の「神田祭」は名前の通り、神田明神の神田祭を舞踊化したもの。
主役は鳶頭と芸者で、歌詞によればこちらでは夫婦です。
〽常から主の仇な気を 知っていながら女房になって見たいの欲が出て
鳶頭と芸者の粋な二人をうっとりと愛で、二人の仲に当てられ、
ひらひら揺れる袖と、キレの良い若い衆の立ち廻りをただただ楽しむ演目です。
最近よくかかるので、そういえば描いてなかったなと思いたち、描きました。
粋な江戸っ子の美男美女は何度描いても楽しいものです。
キレの良い若い衆も大好き。
鳶頭と芸者はどこをどう描いても絵になるのですが、幕切の場面。
芸者が鳶頭の腰にそっと回した手が好きです。
その手の回し方は恋人ではなく、
祭りではしゃいで酔った夫を見守る女房だなぁなどと思うのでした。
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