HHPC01 クリスマスツリーの飾り付け

四季ねこねこ

絵の解説

クリスマスの楽しい飾り付け

HAPPY HOLIDAY

クリスマスのカードが欲しいというリクエストをいただいて始めたHAPPY HOLIDAYシリーズ。
記念すべき第1号。

イベントは準備が楽しいものです。
クリスマスも準備が一番楽しい。
飾り付けにプレゼント選び、クリスマスは何を食べるか、ケーキは何にするか。
キリスト教圏では、クリスマスを待つ約一ヶ月間をアドヴェント(待降節)と呼び、
イエス・キリストの降誕を待ち望む期間とされます。

そのアドヴェントの期間中、
ドイツでは少しずつシュトレンを食べ進める習慣があります。
最近では日本でもシュトレンが定着したようで、よく見かけるようになりました。
ドイツ系の菓子屋やパン屋だと、とりわけずっしり重くて本当に美味しい。

薄くスライスして食べ進めるのは、
練り込まれたドライフルーツやナッツが生地に馴染んで熟成が進むからと言われています。
確かに買った当初は硬くてややパサついた生地が、日が経つにつれ徐々にしっとりしていきます。
美味しいので、つい食べすぎてしまいそうなのですが、
食べすぎると胸焼けするほどどっしり食べ応えがあります。

友人にお菓子作りの達人がいて、自家製のシュトレンを一度もらったことがあります。
専門店で買ったのかと思うほどの美味しさで、
作り方を聞いたのですが、驚いたのがバターと砂糖の量。
本場ドイツでは焼き上がった後に”バターの海”と呼ばれる溶かしバターに浸すのだとか。
流石にそこまではできないので、粉砂糖をまぶす前に、
本体にハケで溶かしバターをたっぷり塗るそうです。

一ヶ月、場合によってはそれ以上保存するために、砂糖と油脂が必須なのはわかるのですが、
いざ数字で聞くと恐れをなしてしまいました。
たとえスライスだとしても、これを毎日一ヶ月摂取するのは危険である。
と甘党の私でさえ理性の声が聞こえ、
以降、シュトレンはどうしても食べたくなった時のみ、
薄くスライスしたものを買うようになりました。

クリスマスの当日はクリスマス・ケーキを食べたいので、
準備期間中は糖分をなるべく控えめにしておきたいものです。

話が大幅にそれましたが、
クリスマスツリーの飾り付けを楽しむ猫たちの様子を描きました。

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