絵の解説
セーターをほどいて毛糸玉を作るお手伝い
ハイどうぞ、おやつの干し芋
ご近所さんのお裾分けは手作りの鬼饅頭
干し柿よ
甘くなぁれ
渋柿の味
子供の頃のこと。
祖母の家で干し柿作りを手伝ったことがありました。
庭の柿の木で自家製の干し柿作り。
渋柿の味が知りたくて祖母に頼むも、
まずいからと味見はさせてくれず、
そうなるとますます知りたいもの。
こっそり一口齧ると、苦味などの味覚はないのですが、
口中の水分を持っていかれるような感覚で、
とても飲み込めず吐き出しました。
痺れるというより、とにかく縮むような感覚。
口直しに飴を口に入れてもしばらく口の中がしぼんでしまったかのようで
飴の味がわからない。
渋柿は本当にまずかった。
甘柿よりも渋柿の方が甘味の強い干し柿になるそうで、
渋さの先に甘さがあるというのはなかなか含蓄深いです。
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