COPC63 道後温泉(愛媛)

ご当地シリーズ

絵の解説

お風呂であったまって、
浴衣で涼んで、
お風呂に入るとお腹が減るね、と
ちょいと小腹を満たして
また次のお風呂へ。

たっぷりのお湯、
至福のひととき。

原画

道後温泉本館
1897年(明治27年)に建てられた道後温泉のシンボル。
「千と千尋の神隠し」のモデルになった建物でも有名。

原画

椿の湯
地元の人たちに愛される大衆浴場。

原画

飛鳥之湯泉(あすかのゆ)
2017年開業の別館。
モダンで豪華な温泉施設。
猫が着ているのは高貴な方々が入浴時に着る湯帳(ゆかたびら)

原画

原画

「あたたかき湯の湧くところ、 温かき人の情けも湧く」

岡本綺堂の「修善寺物語」の有名な一文。
修善寺物語の舞台は静岡の伊豆ですが、
あたたかい湯船に浸かると心も体もほぐれます。
温泉の一番の効能。

道後温泉はお客様からリクエストをいただいて描きました。
ご当地シリーズで初の温泉の絵です。
これまで温泉の絵を描かなかった理由は特に無いのですが、
記念すべき温泉第一号が、
日本最古の温泉・道後温泉なのは感慨深いものがあります。

なかなか楽しい絵が描けたので、
これから温泉もご当地シリーズで描いていこうかなと思います。

お湯に浸かって、
体の芯からあったまって、
湯上がりに冷たいジュースを飲んで、
しばし長椅子でぼーっとして、、、

冷たいジュースは何を飲むかで意見が分かれるところで、
私は瓶入りのコーヒー牛乳です。
あの飲み口の分厚いガラスのヘリの感触が好きです。
喉に残る甘さを流すために結局お茶を飲むのですが、
なぜ風呂上がりのコーヒー牛乳はあんなに美味しいのでしょう。

話を道後温泉に戻しまして、
四年にわたる保存修理工事をしていた道後温泉本館は、
2024年7月頃に全面開業予定とのことです。
カラフルで大きな幕に覆われた工事中の本館は、
珍しく、貴重な光景でした。

最近、個人的によく足を運んだ建造物が
つぎつぎと老朽化で取り壊されてしまい、
残念に思うことが多くなりました。

それもあって、従来の姿形を維持している
道後温泉本館の工事は本当に嬉しく思います。

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