COPC38, 39 山下公園

ご当地シリーズ

絵の解説

氷川丸方面

原画

みなとみらい方面

原画

半円形の建物はインターコンチネンタルホテル、
角ばったすり鉢が乗ったような形のビルは大さん橋埠頭ビル。
大観覧車は夜になるとライトアップされます。

山下公園の匂い

横に長い山下公園。
海の向こうは川崎方面なので水平線は見えませんが、ぐるりとパノラマで海の広さを味わうことができます。
横浜に住んでいた頃、開放感を味わいによく行った公園。

ある時、東京から友人が遊びに来て、中華街で昼飯を食べて山下公園までそぞろ歩き。
山下公園で、その友人が発した第一声。
「潮と油がまざった匂いだ、うわ懐かしい」
彼女の故郷は倉庫と工場が立ち並ぶ湾岸地区で、そこと同じ匂いがすると。
曰く、船のオイルの匂いのようです。

記憶をより鮮明に呼び覚ますものは嗅覚なのでしょう。
それ以降、山下公園といえば”潮と油がまざった匂いがする公園”として私の記憶の中に残っています。
その匂いは私には分かりませんが、それだけインパクトが強かった出来事でした。

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