SNPC16 盆踊り

四季ねこねこ

絵の解説

夏の風物詩、盆踊り。
櫓の上では演歌歌手が美声を披露。

提灯が揺れ、皆で一体になって踊るトランスサイケな夏の夜。

原画

河内音頭

郡上踊りや西馬音内(にしもない)盆踊りのような盛大のものから、地元の町内会が開く盆踊り大会まで、夏はそこかしこで盆踊り大会が開かれます。
音頭も振りもわからなくても、盆踊りの輪の中に入ってしまえば不思議となんとかなってしまうもの。
三大盆踊りはそうはいかないでしょうけれども。

大阪在住の友人が河内音頭の太鼓を習っていて、夏の終わりに錦糸町で河内音頭の催しがあるからと、友人に会いがてら見に行ったことがありました。
かれこれ10年以上になるでしょうか。

櫓の上には太鼓を叩く人と、河内音頭の歌手がいて、色とりどりの提灯が揺れ、盆踊りの輪が二重になって、それはそれは熱気に溢れていました。
河内音頭の関東における一大イベントのようで、河内音頭のプロから愛好家までが集うのですが、プロの方は皆、白足袋に草履で浴衣の着こなしがビシッと決まっていたのが印象に残っています。
暑そうに見えないどころか涼しげに見えるのは、普段から着物を着慣れているせいなのでしょう。

錦糸町の駅前から駅の裏手にある会場に至るまでの客引きが凄くて、肝心の盆踊り大会の様子は断片的にしか残っていませんが、その時の印象から絵にしたものです。

かぶきねこづくしシリーズを描き始めた頃、浅草の花川戸にアトリエがありました。
町内会の盆踊り大会には外国人の方々も多く、吸い込まれるように輪の中に入っていき、とても楽しそうでした。
振り付けが分かっていなくても、なんとかなってしまうBON DANCE 、楽しければ良いのです。
平和です。
下の画像は、メキシコシティーのカフェですが、盆踊りは海外の方にも人気があるようです。

Gracias chicos

 

コメント