KNPC139 門出二人桃太郎(かどんでふたりももたろう)

かぶきねこづくし

描かれている人物

枠上:桃太郎兄弟
枠下:(左から)雉彦、猿彦、犬彦
背景:桃太郎兄弟と鬼

絵の解説

桃から生まれた桃太郎兄弟。

桃太郎兄弟(原画)

桃太郎のお供たち。

雉彦、猿彦、犬彦(原画)

鬼退治をした桃太郎兄弟。

原画

あらすじ

主な登場人物

・桃太郎兄弟

・柴かりの老夫婦

・老夫婦の息子勘作と女房お鶴

・犬彦、猿彦、雉彦

他、庄屋夫妻、巫女、神主、村人、鬼など多数

あらすじ

大きな桃を川で拾った爺さんと婆さん。
息子と息子の嫁と食べようと桃を切り分けたら、中から桃太郎兄弟が現れる。
鬼退治をしたいと言う兄弟の頼みを聞いて、息子夫婦はその支度をする。
そこに吉備津の神の御宣託に従ったと犬彦、猿彦、雉彦が御供を願い出る。

身支度を整えた桃太郎兄弟たちは鬼ヶ島に渡る。
鬼が城の奥殿に攻め入った桃太郎兄弟たちは鬼たちと激しく戦う。

鬼の総大将は降参し、その証として宝物を兄弟に差し出す。
沢山の宝物を積んだ荷車を犬彦たちに牽かせ村に凱旋するのでした。

私のツボ

「日本一の、桃太郎~!」

昭和六十二(1987)年一月初演、六代目勘九郎さんと二代目七之助さんの初舞台だった演目。
それが時を経て、勘九郎さんのご子息二人の初舞台として再演。

中村屋さんの演目なので通らないかもしれないと思いつつ、おめでたい舞台ですし、何より演目も楽しいのでアタックしました。
無事、監修を通りました。

初演の時の資料をもとに描きました。
登場人物も多く、衣装はもちろん演出も初演時と異なるであろうことから、あまり変わらないであろう場面を選んで描きました。

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