描かれている人物
牛若丸(うしわかまる)
右上:鞍馬寺
絵の解説
六韜三略虎の巻(りくとうさんりゃくとらのまき)を手に持つ牛若丸
鞍馬寺
あらすじ
主な登場人物と簡単な説明
・牛若丸
義朝の遺児、のちの義経。
他、弁慶、鬼次郎、お京、鬼一法眼、鳴瀬などがいます。
あらすじ
鬼一法眼と吉岡鬼次郎に伴われ、鞍馬寺を訪れた義朝の遺児牛若丸。
源氏再興のために奥州へ旅立とうとする牛若丸には、弁慶が付き添う。
その噂を聞きつけた平家方の郎党は、源氏を根絶しようと襲いかかってくるが、牛若丸が見事に打ち倒す。
牛若丸は弁慶に肩車をされて花道を引っ込む。
私のツボ
めでたい
七代目尾上丑之助さんの襲名披露公演のために描きました。
初演は昭和59(1984)年で、
六代目尾上丑之助(現 菊之助)初舞台披露のために書き下ろされた作品です。
家が特定されるような演目は基本的には描かないようにしていますが、どうしても描きたくて、描いてしまいました。
襲名披露ですから、ご祝儀で大勢出演されますし、もちろんそちらも描きたいのですが、欲張って監修が通らなくては元も子もないので控えめに牛若丸に絞って描きました。
と言って、牛若丸だけではポスターと同じになってしまいます。
そこで、鞍馬寺と、牛若丸が手に持つ桜の枝にちなんで桜の花を描き加えた構図にしました。
めでたく監修を通り、描かせていただいて嬉しかった作品です。
修正箇所
上演時の衣装の詳細はわからない(この絵を描いている時点では)とのことで、着物の柄は猫由来の柄に変更しました。
おめでたい演目なので肉球だけではなく、鈴と紐も追加しました。
コメント