SNPC39 八十八夜(はちじゅうはちや)

四季ねこねこ

絵の解説

♪夏も近づく八十八夜

原画

木陰で休憩していた茶摘みのおかみさんたち。
旅の商人が道を尋ねています。
子猫がやってきて、冷たいお茶をどうぞ。

メキシコでお茶

八十八夜。立春から88日目にあたる日のことで、毎年変わりますが大体5月1日か2日頃です。
この頃に摘まれるのが新茶です。

普段よく飲むのはコーヒーですが、たまに美味しい緑茶が飲みたくなります。
透き通った淡い緑が美しく、お茶は良いなぁとしみじみします。その感覚は日本人だけではなく、海外の方にもあるようです。

二年ほど前からメキシコの首都メキシコシティで活動しています。日本の文化に興味がある人達が多く、現地在住の知人から「四季ねこねこシリーズ」を活用して日本の伝統文化を教えたいということで画像を提供したり絵本を送るなどして協力しています。また、在メキシコ日本国大使館主催のイベントにも参加したりと友好活動にはなっているようです。今のところビジネスとしては考えていませんが、メキシコシティにはいろんな国の方々もいて、私の絵への反応も様々でとても面白いです。

この記事では「5月の茶摘み」を紹介していますが、日本茶に惚れ込んでいるメキシコ人のウリエル君から、自分も茶摘みをしてみたいので絵を描いてくれと言われ、応えました。ウリエル君はお茶好きが高じて、ビジネスとして日本のお茶をメキシコで扱っています。
メキシコはほぼコーヒー文化ですが、健康ブームもあってお茶も人気のようです。

こちらがウリエル君の依頼で描いたもの。
画題も先方のリクエスト。
”茶畑で仲間と茶摘みをするウリエル君(右端)の図”
メキシコに茶畑はありませんので、ウリエル君が日本に茶摘みに来たと言う設定です。

茶畑で仲間と茶摘みをするウリエル君 原画

いつも原画のサイズを記していませんが、このB4サイズのパネルで描くことが多いです。
原画はB4からA3前後のサイズが多いです。
絵本の原画はB2くらいと大きめです。

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