絵の解説
クドキ
藤色綸子(ふじいろりんず)。手拭いは家の紋が入ります。
祇園守を描いてしまっていますが、監修には出していないのでそのままです。
羯鼓(かっこ)
玉子色綸子に枝垂桜と幔幕火焔太鼓(まんまくかえんだいこ)があしらわれた襦袢。
胸元に付けて撥で打つ羯鼓という鼓を打ちながら軽快に踊ります。
手踊り
出演者によって地の色が異なります。
まき手拭い
「道成寺」ものの時、花子や所化がご祝儀で客席に手拭いを撒くことがあります。
いつだったか忘れましたが、一度だけ手拭いを確保しました。
ボールのように硬く結ばれた手拭いが足元にポトンと落ちた時、自分でも驚く速さで掴みました。
多分、福助さんの花子だったと思います。
後日、福助さんファンの友人にあげたら泣いてしまい、思わず私ももらい泣きしました。
撒かれる手拭いは木綿ですが、クドキで使う手拭いは絹の縮緬です。
絹の柔らかい質感が、ふんわりした空気を醸し出します。
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