描かれている人物
藤の精
絵の解説
藤娘が帰っていくところ。
クイっと塗笠をつまんで空を見上げる姿が描きたかったのと、この色の衣装が描きたかったので。
![](https://aiyoshida.blog/wp/wp-content/uploads/2022/03/f-629x1024.jpg)
原画のスキャンデータ
かぶきねこづくし(R)企画が始まる前、個人的に描いていた絵です。
当時は和紙に顔彩で描いていました。
顔彩は微妙な色味が良いのですが、質感が粉っぽいので今は使っていません。
和紙も薄いものから厚いものまで色々試しましたが、今では水彩紙に落ち着いています。
これら初期に描いた絵、ポストカードと一桁番号台は全て原画が行方不明です。
まとめて桐箱に入れていた記憶があり、箱ごと紛失したようです。
過去の絵は、改めて見るといたたまれません。
もう出てこなくても良いや、未来永劫出てこないでくださいと言うのが正直なところです。
スキャンデータが残っていたので、それを掲載します。
あらすじ
藤の精が娘の姿になって現れ、酒を少し飲み、恋人を想って踊ります。
夕刻を告げる鐘の音が聞こえると、娘は空を見上げ、藤の枝を担いで消えていくのでした。
私のツボ
記念すべき第一号
大きな松と、それに絡まる藤の花という大胆な舞台美術。
松の濃い緑、揺れる藤の淡い紫。
娘の黒い塗笠。
藤があしらわれた衣装。
ところどころ覗く真紅。
色の織りなすハーモニーが美しい。
鉦(かね)という打楽器が効いていてリズミカルで心地良い。
20分ほどの短い舞踊です。
クリアファイル用に描いた藤娘
原画の写真がないので、クリアファイル用に描いた藤娘の原画です。
A5サイズのクリアファイルで、今はもう作っておらず、在庫もありません。
![](https://aiyoshida.blog/wp/wp-content/uploads/2022/03/IMG_3405-1-772x1024.jpg)
原画
藤娘は好きな舞踊なので、何枚も描いており、その一枚。
藤の花は、軽さを出すのが難しいです。
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