COPC11 吉祥寺〜井の頭公園の春

ご当地シリーズ

絵の解説

井の頭公園での花見。

原画

東京の西側、武蔵野市にある街です。ジャズやロック、民族音楽などなどのライブハウスや小劇場があり、学生が多かったという印象です。そこに井の頭公園があります。

井の頭公園といえばスワンボート。恋人同士で乗ると、どういうわけだかその後二人は別れることになるというジンクスがあるというのは最近知りました。ボートの漕ぎ方でもめるんでしょうか?

手前、花見のグループ。風呂敷とカゴを持ってやってきたこの二人はミュージシャンでニューウェーブのバンドを組んでいます。カゴを持っている猫はDEVOが好きです。高円寺、吉祥寺、たまに誘われて下北沢でライヴをするというライフスタイルです。おそらく。

その後ろ、団子を食べている二人組は他の吉祥寺シリーズにも登場します。常に何かを食べている食いしん坊の二人組です。

私の、井の頭公園

昔々の大昔、知り合いに誘われて井の頭公園の夜桜見物に参加しました。

これが物凄い人出で、暴走族の旗のようなものを纏って走り回って叫んでいる人、ギターをかき鳴らし絶叫する人、焚き火を囲んで太鼓を叩く人、体を揺らす人々、まるでサバトか何かのようでした。
見上げれば妖しく照らし出される青ざめた満開の桜。
桜が人を狂わせる光景を目の当たりにした夜でした。

大昔のことですし(そうはいっても平成の時代です)、今はコロナでそんな光景はあり得ないでしょうが、あれは夢だったのかしらん、と今は思います。
井の頭公園というとその記憶が真っ先に蘇るので、記憶を塗り替えようと平和な花見の景色にしました。

桜は青空が似合います。

吉祥寺ねこねこ

吉祥寺にある大手書店のバイヤーさんが四季ねこねこシリーズを気に入って下さり、吉祥寺ご当地を描き始めました。主に井の頭公園の四季折々ということで春夏秋冬が揃っています。吉祥寺ねこねこシリーズになりつつあります。今後このブログでも季節に合わせてご紹介していきます。

 

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