絵の解説
わんこそばを食べる猫たちの図。
ところどころ満腹になって寝ている猫がいます。
群像劇
このカードの絵は、社員旅行で盛岡に来て、
わんこそばを食べているという設定です。
描き進めるうち、浴衣というラフな服装で店に行くのか?
という疑問が出てきたので、
宿泊先の旅館でわんこそば大会が催された
ということにしました。
お腹いっぱいでその後観光は厳しいですから、
昼食に旅館でわんこそば大会、午後は自由行動です。
すべての絵に物語があり、
猫の会話を想像しながらいつも描いています。
逆に物語が浮かばないと、絵がまとまりません。
絵を描くうえで、
”この猫はここで何をしていて、何を思っているのか”
という私なりの必然性があって描いています。
それぞれに事情があり、それぞれに物語があり、
たまたま交差した瞬間を描いています。
この絵はずいぶん昔に描いたもので、
品番から察するに10年以上前です。
この頃と今では画材も紙も違っていて、
何より猫の目の形が違います。
当時は糸目でしたが、
絵本を描いていた頃からアーモンド型に変わりました。
それでも、”設定を作る”ことは変わっていなくて、
今でも物語を浮かべながら描いています。
コメント