COPC05 盛岡わんこそば(岩手)

ご当地シリーズ

絵の解説

わんこそばを食べる猫たちの図。
ところどころ満腹になって寝ている猫がいます。

原画

群像劇

このカードの絵は、社員旅行で盛岡に来て、
わんこそばを食べているという設定です。

描き進めるうち、浴衣というラフな服装で店に行くのか?
という疑問が出てきたので、
宿泊先の旅館でわんこそば大会が催された
ということにしました。

お腹いっぱいでその後観光は厳しいですから、
昼食に旅館でわんこそば大会、午後は自由行動です。

すべての絵に物語があり、
猫の会話を想像しながらいつも描いています。

逆に物語が浮かばないと、絵がまとまりません。

絵を描くうえで、
”この猫はここで何をしていて、何を思っているのか”
という私なりの必然性があって描いています。

それぞれに事情があり、それぞれに物語があり、
たまたま交差した瞬間を描いています。

この絵はずいぶん昔に描いたもので、
品番から察するに10年以上前です。

この頃と今では画材も紙も違っていて、
何より猫の目の形が違います。

当時は糸目でしたが、
絵本を描いていた頃からアーモンド型に変わりました。

それでも、”設定を作る”ことは変わっていなくて、
今でも物語を浮かべながら描いています。

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